SUBARU1000

会社の帰りに近所のコンビニに立ち寄った。この店は、私の好みの食玩が置いてあった試しがないのだが、たまにチェックしている。すると、KONAMIの「絶版名車コレクション」No.7が置いてあった。昔懐かしい日野コンテッサの箱絵に誘われて手に取ってみると、SUBARU1000がラインナップされているではないか。富士重工がSUBARU360、SAMBAR、R-2と軽自動車で成功した後、満を持して開発・販売した小型乗用車だ。55馬力水冷水平対向4気筒エンジンを搭載し、レガシィに至る富士重工お家芸水平対向エンジン車の嚆矢となった車である。これは買うしかない。並んでいる箱を次々と振ってみて、からからと軽い音を立てたものを選んだ。トヨタスターレットの可能性もあったのだが、なぜかSUBARU1000に違いないという根拠のない確信のもと、レジに持っていく。JRの駅の近くなので、支払いにSuicaが使えた。

帰宅後開封すると、予想通り、SUBARU1000のシルバーグレーだった。サイドモール、ウィンカ、エンブレム等がちゃんと塗装で表現されている。前照灯と後部灯は透明部品が使われ、特に後者は赤とオレンジを使い分けるという凝りようだ。フロントグリルやホイールの表現も的確である。惜しむらくは、フロントの六連星のエンブレムを表現し切れていないことだが、このスケール(1/64)ではやむを得まい。フェンダーミラーを省略したのも、妥当な措置だろう。内装色は少し赤みが強すぎるようだ。

「絶版名車コレクション」No.4のSUBARU360と並べてみた。