多摩動物公園

Wilm2005-10-23

晴れ

11時近くまで眠りこけていたら、次女に叩き起こされた。そう言えば、今日は、妻と長女が長女の同級生の親子といっしょに「チャーリーとチョコレート工場」を観に出かけてしまったのだった。カーテンを開ければ、久しぶりの快晴だ。のそのそ起き出して、次女に朝食を用意してもらう。二人でどこに出かけようかと協議した結果、動物と昆虫が見たいという次女の純粋な気持ちと、動物園ならS2 ISの望遠性能の実地試験ができるという私の不純な動機が一致して、多摩動物公園に行くことに決まった。次女には、私のEX-S20を貸してやる。

12時過ぎに家を出る。選挙トレインに出会わないかと期待したが、やって来たのは「ちびっこぎゃらりーごう」(11F・ナハ35)だった。車内に川崎市立坂戸小学校の生徒の絵(原画)が展示してある。稲田堤で京王線に乗り換え、多摩センターで下車。多摩モノレールに乗る。大栗川を越えるあたりで、富士山がきれいに見えた。久方ぶりに望む富士山だが、もう冠雪している。13時過ぎに多摩動物公園到着。

まずは腹ごしらえということで、ランチボックスを買って、ピクニックテーブルで昼食。横をクジャクが通り過ぎて驚いた。放し飼いにされているらしい。食後、動物園見学開始。アフリカゾウ、ライオン、フラミンゴ*1チーターと回る。続いて昆虫館へ。次女は、長女への土産になるとばかり、オオゴマダラの金色の蛹の写真を嬉々として撮っていた。温室の中は、無数のチョウがふわふわ、ひらひらと舞っている。中でも一際大きく美しいのがオオゴマダラである。

キリン、シマウマ、ダチョウ、チンパンジーと見てアフリカ園を終え、アジア園へ。タヌキ、猛禽類コウノトリ、トナカイを見た後、オーストラリア園へ行き、コアラ館に入る。予想通り、ほとんどのコアラは木にしがみついて睡眠中だったが、ミリーだけユーカリの葉をむしゃむしゃ食べていたので、写真を撮る。園内の最高地点まで登ると、大岳山・御前山を中心に奥多摩の山々を一望できた。

ワラビーの親子(子が育児嚢から顔を出していた)、ワライカセミ(次女にカメラ目線で応えていた)を見てからアジア園に戻る。絶滅寸前のユキヒョウが気高い姿だ。急に興奮し始めたので、どうしたのかと思ったら、近くの空中に張った鋼線をオランウータンが数頭渡っていくところだった。マレーグマ(観客を威嚇しようと毛布を振り回したら、仰向けに引っくり返って失笑を買った)、オオカミ、トラ、アジアゾウ、インドサイと見て回る頃には、日が暮れ始めたので、見学を終わりにすることにした。主要な展示動物で見なかったのは、レッサーパンダくらいだろう。

再び、多摩モノレールに乗る。大栗川のあたりで、ちょうど夕日が山の端に沈み、富士山や丹沢がくっきりとシルエットになっていた。多摩センターから京王線に乗り、京王稲田堤で南武線に乗り換える。妻と待ち合わせて、近所の小学校で川崎市長選と参議院議員補欠選の投票を済ませてから帰宅した。次女は、ご所望通り動物や昆虫が見られて大満足、私もS2のズームの性能に大満足*2なのであった。

夕飯の食卓が動物園と映画の話でしばし盛り上がったのは、言うまでもない。
ファンタジア/2000 [DVD]

*1:フラミンゴを見ると、「動物の謝肉祭」の終曲が頭の中で鳴ってしまうのは、「ファンタジア2000」による刷り込みである。

*2:ただし、光量が少ないと手ぶれる。また、望遠を濫用しがちになり、広角端の絵が少なくなるのも要注意だ。